ニットシャツとポロシャツ

今回はニットシャツとポロシャツに関してお話したいと思います。アパレル様や消費者の方にとっては、おそらくどちらもポロシャツに分類されるかもしれませんが、丸松では「リブ編みの衿の製品をポロシャツ」「生地で台襟や衿を作る製品をニットシャツ」と区別しています。
何が違うのかというと、ニットシャツは縫製工程として衿を作らなければならない。ポロシャツは衿そのものが編み立て工場からほぼ完成した部品として入荷して、工場としては裁断して縫い付けるのみの工程で済みます。



上の写真は代表的な釦ダウンのニットシャツです。
台襟の付いたニットシャツは首に沿わせるために、首の付根の太さ、台襟の高さの位置の首の太さ、襟が折返った時の襟の長さに合わせて立体的にパターンを作成して、その形状通りに縫製して部品を作ります。ですので体の形状に合せて設計されています。最近ではこのようなニットシャツもビズポロとして、ビジネスシーンにも使われることも出てきました。

対してポロシャツはリブ編みの伸びる特性を活かした作り方をします。襟リブは基本的にはほぼ長方形にしか編むことができないため、設計段階から襟ぐりに対して伸ばして付けるように設定されています。伸ばして付けることで少し立体性を持たせた、いわば簡略化した襟ということが言えると思います。ニットシャツに比べて平面的で、よりカジュアルなアイテムとして位置付けられます。

 

ニットシャツに比べてポロシャツは襟を伸ばして付けるという、少し無理をしているため、洗った後の型くずれを起こしやすいということが若干の難点です。リブに対して生地が薄い場合や、伸び縮みの大きい生地の場合に型くずれが起こり易いように思いますので、ポロシャツを選ぶ際はそういった部分も気にされては如何でしょうか。
洗濯後のアイロンでリブの外側を引っ張るようにすることで多少の解消はできますので、またその辺りも追って解説したいと思います。