ポロシャツとポケットの色々

先週は出張のためブログと更新が1回になってしまいました。気を取り直して、今週からまた頑張って更新したいと思います。今日はポロシャツのポケットについてお話したいと思います。
ポケットの無いポロシャツも多いと思いますが(個人的には無くても良いと思ってます。)、一番多いのが外付けタイプの『パッチポケット』だと思います。

形は色々ありますが、このタイプが最も一般的によく見るタイプだと思います。縫製的にも難しくなく、形は限定されますが工場によっては自動で付けられる機械があることもあります。実用的にはカードの大きさやタバコが入るような大きさが想定されていますが、前かがみになったらモノが落ちやすい傾向はあります。


次の写真は『片玉縁ポケット』でいわゆるインサイドタイプのポケットです。

ポケットのデザインバリエーションとして時々見かけられると思いますが、私個人的にはあまり好きではないのです。理由はいくつかあります。まず1つ目は生産の立場として、工程が多く時間・コスト共に掛かってしまうこと。これはいわゆるワガママな見解です。2つ目としてはポロシャツのようにほぼ素肌の上に着る服ですので、モノを入れると服と体の間にモノがあることになり、違和感が大きいことです。ただ、モノが落ちにくいという機能的なメリットもあります。3つ目としては形が崩れやすいということです。生地に切り込みを入れているので、どうしても強度も弱くなってポケット口がダラっと下に落ちてしまうことになります。
前職でスーツの会社にいた事もあって、多少のこだわりとして私はスーツのポケットの躾は取らないようにしています。ジャケット・スーツはポケットから形が崩れて、だらしなくなってしまうからです。ポケットを使うのは便利な時もありますが、躾を外さずにポケットを使わないこと事でスーツの耐久年数は格段に上がります。スーツのポケットは胸ポケットと内ポケットしか使わないように心がけています。

少し話がポロシャツから逸れましたが、最後の理由としてはメンテナンスが面倒だということです。洗濯後にはポケットの袋布が中でシワになったり、折れたりしてしまいます。アイロン掛けしてきれいにしないと着心地も悪いです。しかもアイロンを掛けにくい位置にあり、また濃い色のポロシャツだと、アイロンを掛けた際に袋の形が浮いてしまう、いわゆる『アタリ』が出やすくなってしまいます。手間の割に、機能的にも大きなメリットがなく、メンテナンスが面倒というのが個人的感想です。

ただ、もちろんユーザー様の選択肢を広げるデザインバリエーションとしては必要だと思いますし、商品に高級感も出ますので、お好みに応じて選んでいただければな~と思ってますよ。
もちろん作るの嫌だなーなんて滅相もございません!


否定ばっかりでは問題なので、片玉ポケットだけどこれは良い!と個人的に思うものがあります。下の写真は自転車に乗る方用にデザインされたものです。

後ろ身頃・右腰辺りにポケットがあるのですが、確かに自転車に乗る人にぴったりです。前かがみの姿勢なのでモノが落ちにくく、モノが入っていることにあまり違和感がありません。(おそらくこの位置にパッチポケットではモノが落ちやすくなると思います。)自転車が信号待ちで止まっているようなときに、簡単にモノが取り出せます。洗濯した後はもちろん袋布が折れたりするのですが、位置が下にあるので身頃をめくってアイロンして袋を整えるのも苦ではないです。実は山登りの時もこのポロシャツを使って、お菓子を入れたり小さなペットボトルも入れてました。自転車用としてだけでなく、トレッキングやゴルフでもこのようなデザインは活かせるのではないかと思います。
ただ、貴重品だけは入れないように、簡単に抜き取られてしまうかもしれません。